提唱者による文章

 毎日暑いね。エアコンが生命維持装置と呼ばれているとテレビで言っていた。確かに、エアコンがないと暑くてやってられない。部活で毎日のように体育館に行くけど、うちの体育館は風通しが悪すぎて、立っているだけで汗が出てくる。そんな環境の中で体を動かしている部員はすごいよ。環境は恐らく自分が生徒だった時よりも悪いのに、それでもちゃんとにプレーしているんだから。明日も部活、明後日も部活。夏休みというのは生徒にとっても教員にとっても名ばかりのものなのかな。

 

 珍しく一日お休みだったから文章を書こうと思った。いつもならタイトルがすっと浮かんできてつらつらと書き散らかせるのだけれど、今日はなんだか違うみたい。きっとタイトルを先に決めてしまうとその内容を書こうとしてしまう。それはつまらないから、書き終わった後にタイトルを決めよう。それがいい。いや、タイトルを決める必要はそもそもあるのか?くだらないことをだらだら考えるのはやめよう。悪いくせだ。

 

 文章はこれまで書いてきたものの出来が良ければ良いほどハードルが上がるような気がする。個人的に前回書いた文章はすごく出来が良くて、自分でも何度も読み返してしまうほどお気に入り。沖縄について書いたやつも嫌いじゃないけど、あれを読むと心がキュッとしてしまう。メンタルが落ち着いているときに読むのがいい。

 前回書いた文章が良いせいで、今回も良い文章を書かなきゃいけないというある種のプレッシャーに襲われている。近代の小説家はどうして自殺ばっかりするのだろうかと思っていたけれどほんの少しだけその理由がわかるかもしれない。どうしても文章に優劣をつけがちで、毎回超えなきゃ超えなきゃと思うと、筆の進みは悪くなる。超えるためにはどうしたらいいのか、悩んで悩んでその苦しみのようなものから逃げたくなってしまうのではないか。少しだけ理由がわかるかもといったが撤回。きっとこんなに安っぽい理由じゃないはず。自分の文章はいつだって不安とか鬱々としたものが託されたもので、辛くて逃げたいときに自己満足的に書いてきた。夏休みに入って不安の種である授業とか校務から少しの間だけ釈放されているから、気持ちにもほんの少しだけ余裕が出てきているのかな。今はなかなか落ち着いたいい気持で毎日を過ごせている気がする。自分はだれかに頼らないと落ち着けない、生きていけないタイプの人間なのに、珍しいよね。

 でも2学期が始まることを考えると不安がふつふつと湧いてくる。夏休み中に授業の準備とか自己研鑽しないといけないのに、そんな時間が取れない。あと3週間とちょっとで2学期が始まってしまう。残された時間の中で授業・部活・自分、全部上手くできるのかな。男はマルチタスクが苦手だと母親が言っていた。確かに同時並行して物事を進めるのはなんだかムズムズする。一つの物事に注力してやり切った瞬間、タスクの達成度が100%になった瞬間、あの瞬間がすき。同時並行で進めるとあれもこれもとなって脳のキャパシティがいっぱいいっぱいになって、何も考えたくなくなってしまう。不器用だな、自分。指先も、人間関係も、仕事も、全部不器用。だれか受け止めてくれないかな。少しずつでもいいから取り掛からなきゃね。なにもしないよりはきっとマシ。楽なのは何もしないことだろうけど、きっとあとでその時自分を恨みたくなってしまうから。

 

 性格の話がでたからすこしだけ。時間があったからMBTI診断というものをやってみた。

『MBTIは、個人がどう世界を認識し、物事への決定を下すかについての心理学的な選好を示すことを目的とした、自己申告型のアンケートである。受験者は、外向型・内向型、感覚型・直感型、思考型・感情型、判断型・認知型の4つの二分法を掛け合わせた16の性格類型に分類される。』                   Wikipedia

時間があればぜひやってみてほしい。

www.16personalities.com

もうやったことある人も多いか。いろいろサイトがあるけれど、自分は↑のサイトでやってみた。こういう性格診断的なものはいつも悩んでしまう。この時はこれといったようなパターンが自分にはあまりなく、その場その場で自分の立ち位置を変えてしまう。それもある種性格の一つなのかもしれないが。

 

 自分は【提唱者型】という診断結果であった。

>>>INFJ型は提唱者型とも呼ばれ、誠実で責任感の強い理想主義者です。周りのために何かしようという気持ちが強く、自分のことを後回しにして人のために努力し続けます。物静かで人見知りなので控えめに見えますが、秘めた情熱を持っています。同時にいくつものことを進めるより、一つのことをじっくり考えながら進めたいタイプです。

 

”同時にいくつものことを進めるより、一つのことをじっくり考えながら進めたいタイプ”

 先ほど自分が不器用だといったがまさにそのタイプらしい。この手の性格診断はあまり真面目に受け止めないタイプではあるが、この結果には少し関心した。

 

>>>自分の理想を実現したいあまり猪突猛進になりがちで、頑固で意見を曲げない柔軟性に欠ける側面も持ち合わせています。また、のめり込むあまり燃え尽きて強いストレスを抱え込むことがありますので注意が必要です。

 

 頑固なのは自分でもわかっている。自分で意見を決めたり、人にお願いをするのは苦手なのに、いざ決めてしまうとその意見に固執してしまう。変なところで頑固だといわれるのはそのせいだろう。

 

>>>提唱者は内向的ですが、偽りのない深い人間関係を大事にする人たちです。相手を心から理解し、自分も相手に深く理解してもらう。これができれば、提唱者はとてつもなく大きな満足感を得られます。雑談より、奥の深い会話を断然好み、周りに気を配りながら穏やかに会話に参加する傾向もあります。提唱者の高い洞察力と自分の気持ちに正直である様子に、周りの人は強く印象付けられるでしょう。

 

 内向的なタイプなのは自覚している。友達が多いわけでもなければ、率先して遊びの予定を立てるようなタイプではない。自分が本当に行きたいと思った時だけ重たい腰を上げる。そんな感覚。だから広く浅くというよりも狭く深くというこういう関係を築いている。大学時代の友達でも連絡先が残っているのは十人いるかいないかだし、インスタも数人残してサヨナラしてしまった。雑談も嫌いではないが、この会話はどこで着地するのだろうか、いつのタイミングでこの人の前から去っていいのだろうかとすごく考えて、疲れてしまう。仲いい人にはそんなことないけれども、そんなに仲が深くない人だと本当に苦痛。文面のやり取りはそんなこともないけど、対面はだめだ。

 

>>>友達がたくさんいるというタイプではありませんが、少数の「自分にとってとても大切な人たち」を幸せにするために行動するという絶対的な指針を持っています。

一方で引っ込み思案な一面や消極的な一面、会話に積極的に参加できないという面があるので、せっかくのクリエイティビティや独創的な考えをなかなか周りと共有できないという側面もあります。またストレスを感じやすく、他人の何気ない一言がずっと心に引っかかってしまうという方も多いのではないでしょうか

 

 クリエイティビティではないので若干うなずきづらい部分もあるが、他人の何気ない一言がずっと心に引っかかるというのはまさにその通りだと思う。相手が意図していない部分でも言葉尻や表現から勝手に推察して勝手に傷ついたりする。発言した人はきっと何も深い意味なんてないのだろうけれども、自分で勝手に意味をつけて傷つく。めんどくさい性格だな。自分。

 

>>>(−)短所
秘密主義・受け身・お人好し・被害妄想が激しい・神経質・周りの目に敏感・競争心がない・頑固・周りを寄せ付けない・ネガティブ・理想ばかり追う・心を開かない・怒ると怖い・感情的

 

 短所の代表格みたいなやつらが集まってる。問題児ばかり集められたクラスみたいな。秘密主義なのは否めない。聞かれるまで言わないみたいなところあるし。受け身。能動的では確かにないし、自分の意見が相手にどう思われるか怖くて相手の意見や相手がどうしたいかに従ってしまう。お人好しなのは自分でいうのも恥ずかしいがそうだと思う。被害妄想が激しい・ネガティブなのも、この文章を読んでくれてる人なら知ってるよね。心を開かないというのは若干違うかも。誰にでも開くわけじゃなくて、信頼したら開く感じかな?バイト先の人に、最初はわからなかったんですけど、安井さんて面白い人だったんですねと言われたことがある。仲が深まらないと冷たいけど、この人にならと思ったら明るく接することができるのかなきっと。

 他人に慈悲深いという面で、教師が適している職業に入っていた。逆にノルマなどがある一般的な営業職は向いていないそうだ。そういう意味では今の職業選択は間違っていないのかなと思った。適しているだけで能力はないのかもしれないけどね。

 

 そろそろ終わりにしようかな。なんだか自分語りしただけだった?いつもそうとか言わないで。書いといてなんだけど、自分てめんどくさい性格しているんだなと思った。仲良くしてくれてありがとうだ。愛想もつかずに、やさしく受け止めてくれて、救われています。

    昨日歌番組で、「ここは天国じゃないんだ かといって地獄でもない」って歌詞があった。なんでかすごく頭に残った。曲自体名曲なんだけどさ。今生きている世界はどう考えても天国じゃない。生き辛いし、何か大きい不安があるわけでもないけど勝手に原因不明の小さな不安に苛まれたりしている。でも、地獄というほど悪い世界じゃないと思うんだ。自分にとっては部員が楽しそうにバスケをしてくれているだけでうれしいし、先生先生って色々話してくれるのもうれしい。自分のことを理解しようとしてくれる人もいる。地獄と呼ぶには明るすぎるし、天国というには暗すぎる。そんな世界の中で、自分ができることをやるしかないんじゃないかと思うわけで。実力以上のことはきっとできないけれども、それでも。ね。なんて、意識の高い人みたいなことを言ってみたり。できることをやる。簡単そうに見えて一番難しいんじゃないかと思うよ。自分でいっといてなんだけど。天国でも地獄でもないこの世を、できればだれかと、少しでも明るく歩いていきたいよね。

 一年もあと五か月。はじめて文章を書いたあの日からもう八か月。あっという間だったな。残された時間の中で、去年の自分に胸を張れるようになるかな。いや、いつだって猫背がちな自分が胸を張ることはないかもね。それでも、悪くなかったといえるようになんとか。

 

 やっぱり毎回まとまりが出ないよね。話があっち行ったりこっち行ったり、事実を話したりお気持ち表明したりと、読んでると疲れちゃうよね。ごめん。文字数は約4500、大学4年春の期末課題くらいかな。引用含めだけど。時期的にもみんな仕事にも慣れてきたくらい?(大学生もいるか)

 大学生が人生の夏休みといわれている理由がわかったような気がするよね。でも、人生の夏休みにしては少し早すぎるよ。もう少し、疲れ切った時くらいに来てほしいよ。休みの取り置きはできないんだからさ。代り映えしない毎日かもだけど、頑張っていきましょう。夏バテしないように、元気出していこ~。文字に逃げたくなったら来るよ。

 

 またね。