明日話すこと

 新年度になりました。初めて教師として職員室に入り、いろんな先生にあいさつ回りをしたあの日からすでに一年とは。驚きを隠すことができない。自分にも晴れて後輩(?)ができて、下っ端から卒業したわけですが。それでも業界で見たらまだまだ下っ端なわけで。自分が何かを成しえたわけでもないし、誰かに感謝されるようなことをしたわけではないけど、一年を乗り切ることができてしまった。自分の誕生日には一日入学がある。今年から担任を持つことになったわけだが不安は絶えない。絶対上手くいくはずがないのに。どうしてこうも失敗を恐れてしまうのだろうか。仕方ないことだと頭では理解していながらも。自分が望んだ職業に就いて、夢を叶えたといっても過言ではないのにどうしてこんなにも気持ちが落ち込むのだろうか。自分のクラスはどんなクラスになるだろうか。入学式、文化祭、体育祭、校外学習、全部いい思い出になるだろうか。来年の今頃「安井はハズレだった」とか言われてないといいな。少しでも、クラスの子にとっていい一年になるといいな。なるといいなというか、行うのは自分なのに他人任せな言い方するの本当にいけない。自分がその大きな要因を占めるという自覚をもっと持たなければ。

 

 明日の練習では部員が全員揃うから、新年度の所信表明でも行おうかな。今回はその下書き?メモ書き?みたいなもの。適当に書き連ねる。

 今年も顧問をすることになりました。一部では紅陵の先生が来るみたいな噂もあったらしいけど、そうじゃなくてごめん。昨日からそういう噂があったらしいから、自分が顧問だというのが少し怖かった。県に連れていけるような人が顧問になるってワクワクしてたのを壊しちゃったらどうしようって。でも、自分が続投って伝えて安心してくれたり、顧問変わるの嫌だって言ってくれてる人もいいて、顧問やっててよかったなーと思った。

 

 少しだけ暑苦しい話

 

①声を出そう

 最近言い始めているけど、練習中もそうだし試合中ももっと声を出そう。練習つらいめんどくさいあるかもしれないけど、一人がつらいときはみんなつらいよ。つらいのにつらいーって雰囲気にしたらもっとつまらなくなっちゃうから。みんなで声出そう。恥ずかしいとか思わないで大丈夫。声にスランプはない。シュートはいらない・ドリブル上手くいかないはある。でも声出せないはない。声と元気でチームは救える。これは本当。練習から盛り上げていかないと試合で出せるはずない。おとといの練習試合見たけど、男子はゾーン組むとすごく声が出る。特に下の人たち。下の人たちはもっともっと声を出して上の人を助けないと。ハイポにいる、逆サイ切れるよー中居ないよーとかちゃんというだけでプレッシャーになるから。まだまだみんなは上手くなれる伸びしろしかない。

 

②挨拶しよう なんかかぶっているね

 新三年生までは野田先生に指導を受けたことがあって、言ってしまえば少し古臭い部活動って感じが残ってる。でも自分はそれがすごく好き。ちゃんと体育館から出る時もありがとうございましたってするし。いつも言ってるけど、体育館でバスケできるって当り前じゃなくて、したくてもできない場所に生きている人だっているわけで。

 新二年生は自分がゼロから見ている。みんなの代でその伝統みたいなものを終わらせてほしくない。三年生に比べるとまだまだ意識できる部分はあるよなーって勝手に思っている。もっとできるはず!って。三年生みたいに体育館出るときに一言言っている?伊東さんたちも無意識でやってたかもだけど、そのいい伝統みたいなものもみんなで終わらせてほしくない。入ってくる一年生にもそれが部のルールなんだってわからせてほしい。男子みたいにならないでほしい。先生の自己満じゃんて思うかもしれないけど。これは自己満。だってあんな風になってほしくない。強いチームってのはバスケが出来ればいいってものじゃないから。バスケ以外の面もすべて含めて強くていいチームになってほしい。新二年と新一年で上手くチームの雰囲気を作って、ルールみたいなものを浸透させられれば、きっとずっと続いていくはず。いつか来てしまうであろう自分が顧問じゃなくなる時が来たとしても、志学館の色として残っていくはず。これから数年後、みんなが卒業して、もし誰かが志学館に顔を見せに来てくれた時に、自分たちの時と同じだな、いい意味で変わらないなって思ってもらいたい。帰ってきたときに、挨拶もできない自分から動かないみたいな部活にしてほしくない。だから二年生に結構かかっている部分はある。

 もし一年生が入ってきて、挨拶やら報告連絡相談ができないってなったら、もちろんその子も悪いけど、指導できてない二年生も怒るからね。先に言っておく。これからは自分ができているからそれでいいを卒業して、じゃあ後輩は?っていうターンだ。

 三年生も二年生を今よりももっと気にかけてあげて。バスケの技術だけではなくて、残せるものは全部伝えて、残していってほしい。それが新年度のお願い。バスケ全然関係ないけどね。

 

 一つ目、声を出しましょう。練習中のきついときのファイトーでも頑張ってーでもいいよ。名指しで〇〇ファイトーでもいいよ。それだけで雰囲気ガラッと変わるから。試合中も同様にマークマンの受け渡しとか打っていいよセーフティいいよフリースロー入るよゾーンのコミュニケーション、ずっとしゃべって声出しててほしいくらい!

あとは言い忘れたけど、部長のいったことには返事しよう。前にも言ったけどみんなの代表なわけで、あれするよこれするよ言われたらちゃんと返事しよう。「はい」の二文字だけで今は理子だけど、これから部長をやっていく子たちの気持ちもすごく楽になるはず。

 二つ目、挨拶・報連相しっかりしましょう。挨拶は自分にだけじゃなくて体育館にもそう、使えて当たり前、バスケできて当たり前じゃないから感謝の気持ちを忘れずにね。日常生活だとすれ違った先生もそう、業者さんがきたらその人にもね。二年生がここで頑張れば絶対いいチームになる。報連相は大学・社会人になってもすごく大切だから今から練習ね。

 

 新年度早々うるさいなって思うかもしれないけど、ごめん。平成生まれだけど意外と精神論者で古臭い人間だから、そこだけは我慢してほしい。声出すことと挨拶報連相ね。二つだけ。まずは関東予選・総体まで頑張ってみよう。2024年度もみんなの前に立ててうれしいです!

 

 はあ、先にまとめておかないとうまく話せないからね。困っちゃう。多分うるさいなーて思われるかもしれないけどそれでもいいよ。今の伝統を守れるなら。精神論者で古臭い人間でもそれでもいい。自分が教わったこと習ったことをたくさん伝えていきたい。明日うまく話せるかな。またタブレットに転写しておこう。

 

 今回は本当にただのメモ書きみたいになってしまった。でも自分が大切にしていることが少しでもわかってもらえればいいかな。いい子たちだから大丈夫だと信じよう。

 

 またね。