シュウカツ

 実家に戻ってきてもう一週間くらい経つ。不安なことなんか何もあるはずがないのになぜだかこうしてまたブログを書いている。自分が文章を書きたくなるのはいつだってなにかが目の前に迫っているときで、最初は年越し、次は引っ越し、今回は何が迫ってきている?というかここまで迫ってきているものは「〇〇越し」ばかり。変なの。

 

 ずっと不安の種だった就職も無事に決まった。最後のバイトが終わった日の朝、バイト先の人とお酒を飲んで、楽しくなって、柄にもなく自分から提案してカラオケに行った。部屋に入って一段落していると学校から電話がかかって来た。それまでほろ酔い気分だったのに急に現実に戻された。残っていたのはアルコールによる頭痛だけ。

 「お待たせしてしまってすみません。来週の木曜日に試験やりましょう。内容はペーパーテストと面接、9時からで大丈夫ですか?」内容端折ったけど概ねこんな感じ。やっと来たか、待ちくたびれたって喉のここまで出てた。一通り説明受けて、何か聞きたいことありますかって聞かれたから、テストめっちゃ不安ですって正直に伝えた。

「別に7割、8割とれって言ってるわけじゃないし、落とすために試験やるわけじゃないから大丈夫ですよ。緊張しすぎず、でも緊張しなさすぎずに来てください。」分かりました。頑張ります。って言った気がする。てかそう言うしかない。不安だけど。電話が終わって、部屋に戻って、そこからは何も気にしないで歌ってた。だって楽しかったから。

 

 月日は流れて一週間後。引っ越しも土日で終わって、迎える木曜日。事務室で要件を伝えて、案内された部屋で待つ。教頭先生が入ってきて一日の流れの説明を受けた。ちょっと待って。腕時計忘れてるんだけど。なんか左手軽いなと思ったら時計をつけていなかった。部屋を見渡す。時計がない。学校なのに時計がない部屋なんてあるんかいと心の中でツッコんだ。テストを渡されて、「時間は最大でも50分、早く終わったら30分でも40分でも声をかけてください。」といわれた。体内時計よ、頼んだ。一通り解いて、声をかける。終わってスマホを見ると45分くらい経っていた。体内時計も捨てたもんじゃないなと感心した。

 ペーパーテストの次は面接。校長先生と教頭先生2人と3対1で。面接ってよりかは話をした感じ。校長先生からは大学での学びの事だったり、学校現場のことについて。「ウチは公立よりかは待遇がいいと思います。」まだ内定出てない人間にそういうこと言うなよ。テストの点数3割とかだったらどうするんよとか思った。教頭先生たちからは長く働く意思はあるかとか聞かれた。まだ内定出てない人間にそういうこと言うなよ。テストの点数3わr(((

 そんな感じで面接終わって、最後に事務の人から雇用形態について説明を受けた。賞与のこととか税金、保険のこと、これを聞いているときにも内定は出ていない。こんなに真剣に聞いてもテスト悪かったらどうしよう、落ちるよなとか思ってた。

 急に教頭先生が入ってきて、一枚の紙を渡された。内定通知書。「テストも採点終わって、面接でも気持ちが伝わって来たので、本当なら明日電話で伝えるんだけど、ずっと待たせてしまって申し訳なかったので、この場で内定ということで。」

 この瞬間の感情・行動は覚えてない。でもどうせ飄々と「あ、ありがとうございます。」とか言ってたに違いない。てか9割そう。内定出たもんだから、テストどれくらいだった聞いてみた。「どれくらいだったと思う?」って謎の逆質問された。何歳ですか?いくつに見える?ちゃうねん。「5割行けばいいかと、、、」「いや、6割超えるくらいだったよ、まあうちのラインは超えてたから安心しなよ。」マーク式テストだったのが幸いした。運の上振れを神様に感謝した。そんな会話をして、4月までに学校に来てもらうこととか説明を受けて帰った。

 内定が出たこといろんな人に言ったけど、みんな喜んでくれて、祝ってくれて嬉しかった。ずっとずっと弱音を吐き続けてきて、前日もすごく励ましてもらって、自分なんかって思うことが何回もあったけど、少しは報われたかも。でもきっと働き始めたら今より辛いんだろうな。メンタル鍛えるのってどうやってやるんだろ。今は何も考えず、布団に入ったらすぐに寝付けるようになりたいばかり。それが出来るようになったら無敵な気がする。今抱えてる将来の不安が全部取り越し苦労で終わればいいのに。

 

 書き始めたときはすごく鬱々としてたけど、書いてたらなんかすっきりしたかも。気持ちを文字に表すことで承認欲求満たされた?このブログ書くときはパソコンからって決めてる。カッコいいから。自分の機嫌の取り方めんどくさすぎるな。

 

 きっとまたすぐにつらつらと自己満お気持ち表明しに来ると思います。

 ここまで読んでいただきありがとうございました。鬼は外、福は内。